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世界のF-15
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F-15はアメリカ空軍での制式配備後、海外への積極的なセールスを開始した。政府側としてはF-15を輸出する事で、一機あたりの単価を引き下げ、また外貨を獲得するという思惑があったが、高価なF-15の購入可能な国は限られてしまい、米軍向けや日本でのライセンス生産を含めても1972年以来2007年時点で1,223機の生産に留まっています。

初めてF-15の売り込みが行なわれたのは、王政時代のイランに対してでした。アメリカと比較的良好な関係であった当時のイランではソ連軍の偵察機による度々の領空侵犯への対処のために新型戦闘機の導入を計画しました。マクドネル・ダグラス社は過去にイランに対してF-4の輸出実績があったため、同じく候補に挙げられていたF-14と並んで共に売り込みを行っていました。しかし、フェニックスミサイルの運用が可能なF-14が選定されることになります。ただし、同時期に提案していたイスラエルやサウジアラビアでは、双方から制式導入を勝ち取りました。

1970年代末には先進国に対する売り込みを図ったが、比較検討を実施したオーストラリアやカナダでは価格を理由にF/A-18を採用。だが、1976年12月には日本の航空自衛隊は次期主力戦闘機として採用することになります。

結局、F-15を導入した国はアメリカの他、外交的にアメリカと親密で且つ富裕な国に限られてしまい、イスラエル・日本・サウジアラビアの3か国のみとなりました。

とはいえ初飛行から30年を経て、新型戦闘機が次々と登場した現在においては、むしろ本機のほうが相対的に低価格となっています。特に本機の後継機のF-22の登場(2006年現在納入先はアメリカのみ)により、逆に本機の価格の安さが際立つこととなりました。結果として派生型のE型については、各国に盛んに売り込まれ、採用例も多くなっています。

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